2023年3月22日、水曜日
今日もまた、予想外の出来事が次々と起こり、驚くばかりの一日だった。まさか昨日の巨大イカ騒動の余波が、こんな風に私たちの日常に影響を及ぼすとは思ってもみなかった。
朝、目覚まし時計が鳴ると、昨日の出来事が夢ではなかったことに安堵した。朝食を食べながら、新聞を開くと、昨日の巨大イカ騒動についての報道が続いていた。そして、その隣には、驚くべき記事が載っていた。「イカインク、美容効果があると判明」という見出しが目に飛び込んできた。どうやら、昨日の巨大イカが東京湾に残したイカ墨に、美容効果があることが発見されたらしい。
会社に行くと、イカ墨に美容効果があるという話題が広まっていて、女性社員たちはイカ墨を使ったコスメの話で持ちきりだった。そして、昼休みになると、女性社員たちのほとんどがイカ墨入りの化粧品を買い求めるために、近くのデパートへと繰り出した。
午後、仕事をしていると、急にオフィスに異様な匂いが漂い始めた。どうやら、イカ墨入りの化粧品を使った女性社員たちが、その匂いを放っていたらしい。これには、イカ墨の美容効果に興味があるものの、匂いに耐えられない社員たちもいた。それでも、皆は笑いながら仕事を続けた。
仕事が終わる頃、友達から連絡があり、「イカ墨ビューティーパーティー」を開くことになった。会場には、イカ墨入りの化粧品を試すためのコーナーや、イカ墨を使ったフードやドリンクが用意されていた。参加者たちはイカ墨を使った美容法を試し合い、一部ではイカ墨を使ったアートまで行われた。匂いはあるものの、皆楽しそうに過ごしていた。
夜も更けて、イカ墨ビューティーパーティーも終わりを告げるころ、皆はイカ墨で汚れた顔を見せ合い、笑い合った。そして、友達が持ってきたイカ墨を使った石けんで顔を洗い、驚くほど美肌になったことに皆感嘆した。その石けんは、イカ墨の匂いが全くないもので、皆は喜んで使っていた。
パーティーが終わり、帰宅すると、テレビでまた新たなイカ関連のニュースが放送されていた。「イカ墨を使った燃料が開発される」という話題で、これによって環境に優しいエネルギーが手に入ると期待されていた。これには私も驚いた。まさかイカ墨が、これほどまでに多様な用途で使われるとは思ってもみなかった。
そして、私はその日の出来事を日記に書きながら、連日続くイカ騒動に思いを馳せた。イカ墨が美容や燃料の分野で新たな価値を見出すことができるなら、巨大イカの出現は実は恵みだったのかもしれない。
明日はどんなイカ関連の出来事が待っているのだろうか。今日の出来事がさらなる驚きと楽しさをもたらすような、連日続くイカブームが続けばいいのにと、心から願った。そして、その願いは、次の日もまた意外な形で叶うことになるのだが、それはまた別の話である。
